オールド

人斬りのオールドのレビュー・感想・評価

人斬り(1969年製作の映画)
4.0
昔見て以来の2度目の観賞。
目当ては仲代達矢演じる武市。
あのマットな瞳に深淵やら虚空やらがあって、恐る恐る覗いては吸い込まれちゃう。

勝新は本当に映画的な人。
そこにいるだけで画の求心力がぐぐぐ~ッと強くなる。
感情豊かな演技もあって、仲代とは反対の意味で人間・岡田以蔵に引き込まれる。

三島由紀夫の演技は初めて見たはず。
割腹シーンの気合いと筋肉のキレが忘れられない。

監督の五社英雄は春日太一の動画や著作で知ってたけど、監督作を見たのは初めて。
けっこう端正で図式化された画を撮る印象。気持ちよくて好き。
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