オールド

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)のオールドのレビュー・感想・評価

3.9
口論自体がパワーゲームである面白味。故に、とんでもなく瑣末な事が大真面目に争われる可笑しさ。革命語で罵り詰める"赤いアウトレイジ"。
でも赤軍派が山籠りして以降はもうとにかく総括総括総括総括。さすがにグッタリ。とりわけ坂井真紀。

鑑賞中ずっと頭にあったのはこれ↓
「『合理主義』とは、世界を支配する根本原理を発見できる理性の力を信じ、その理性が発見した(とされる)原理に基づいて、現実の世界を理想的なものへと改造できる」と考える思考様式を指す…」
ー中野剛志著『日本経済学新論』

"構造改革"とか"抵抗勢力"とか…あとはなんだ、revolutionならぬinnovationをありがたがったり。この映画を昔の話、他人事として総括してよいもんかね。
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