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フルスタリョフ、車を!のダイガのレビュー・感想・評価

フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)
4.1
ズラウスキー作品ほどではないけど、登場人物皆テンション高いし声を荒げて噛み合ってんだか噛み合ってないんだかよくわからないことを喋るよね。
そして登場人物たちは次々にカメラの右から左から奥から歩いて来てはフレームの外に去って行ったりする。
この登場人物たちの動きが全て監督が計算して、そして指示のもと行われたのなら、リハーサルとか撮影がめっちゃ大変そう、とか思ったわ。

そして事あるごとにゲップするのやめてくれ。汚ーい。スターリンにもゲップさせようとするのやめて。笑っちゃうから。

最後の方にサラッと出てくるタイトルには呆気にとられた。

こんなにもはちゃめちゃでよくわからない事ばっかり喋って混乱しててカオスな映画は多分今まで観たことないと思う。
よくわからないんだけど、この映画の持つ圧倒的なパワーにはやられた。
よくわからないんだけど、大好きな映画の一つになった。
「神々のたそがれ」より個人的にはこちらの方が好き。
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