romio

遠い空の向こうにのromioのレビュー・感想・評価

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)
3.5
俺たちはなぜ、宇宙に思いを馳せてしまうのか。

田舎も田舎町。将来は炭鉱で働くことがきまっている、それが当たり前のそんな町。
主人公のホーマーも漠然とそんな未来を想像しながら日々の生活を送っている。
炭鉱掘りになりたいわけではないがそういうもんだと。
しかし、そんな彼の心を変える日が訪れる。
それが、ソ連が打ち上げた人工衛星スプートニク。
夜空を横切る小さな光は、世界の人々の心を動かした。そしてその中にはホーマーも。

めっちゃいい話。
田舎町のどんよりとした感じと宇宙への希望、夢へと頑張る仲間たち。
音楽が感情を揺さぶります。
そして、父、子との絆。
男ってのはいつまでたっても、子供でそして不器用なもの。
母親が気を配っているのとは対照的です。
相手に自分を分かって欲しいという想いだけ。そしてその想いは言わない。
炭鉱掘りに誇りを持つ父が息子と向き合う姿。

飛んでいくそのロケットの姿は見ている俺たちの心も一緒に空へと運んでいくよう。

ロケットボーイズがオクトーバースカイのアナグラムってのはオシャレ。