2007年にアカデミー脚本賞、助演男優賞を取った映画です。
コメディ路線で進んでいくのですが、
観終わった後どこか少し寂しくなるようなロードムービーでした。
劇中、父親のリチャードは
「負け犬になるな」
とあらゆる場面で言い、
その言葉を祖父のシェリルが
説明するシーンがあります。
「負け犬とは負けるのが怖くて
挑戦しない奴らのことだ」
この言葉や映画全体を通して
結果が全てではなくて、
順風満帆では決してないけど、
色々ある中で最大に楽しめればいいよね
という明るいメッセージをくれます。
1人1人のキャラクターがしっかり確立されており、
心情描写がとても繊細です。
人物のバックグラウンドを丁寧に作ることで物語に深みが出ているように感じました。
結果が出ずに悩んでいるとき、
気分をリフレッシュしたいときに
また観たい映画です。