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メイプルタウン物語のssr701のレビュー・感想・評価

メイプルタウン物語(1986年製作の映画)
2.5
2月10日は日本武道館で
第20回超人オリンピック準決勝戦
キン肉マンvsラーメンマンが行われた日です(1980年)!
44年の月日が経とうとも色あせない
その激闘を称えるべく
ラーメンマンの必殺技
「キャメルクラッチ」にちなみまして
朝倉千筆(あさ クラチ ふで)さん脚本の作品を見てみます
(無茶苦茶&無意味&無理矢理&無関係)

この世紀の一戦は
ジャイアント馬場とアントニオ猪木も
観戦したことで有名ですね!
馬場さんが思わぬ形で
手助けもしていますが…
それは見てのお楽しみです(早よ本題に入れや!)

肉まんとラーメンを
一緒に食べて満腹になるくらいの
大満足を得られる作品だと信じて…
いざ視聴開始です!


(ネタバレしまくり&どうでもよすぎです)


1986年の東映まんがまつりの1本で
「ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団!日本上陸!!」
「キャプテン翼 世界大決戦!!Jr.ワールドカップ」
「ハイスクール!奇面組」
との併映だったのが
この「メイプルタウン物語」です
すごい組み合わせですな…

長さは30分と短いので
簡素な感想で行けそうな気がしますね(←全然無理でした)

でまあ見始めたものの
かわいい動物たちの物語かな?と思いきや
オープニングからウサギさんが
セクシーなポーズを決めて
ボクを挑発してきましたので困惑してしまいました…
一度冷たい風に当たってくることにします(さっさとしろや!)


さて視聴再開です
空を飛ぶことを夢見る
ウサギのパティ
クマのボビー
キツネのダイアナ
イヌのジョニー
4人の物語です
細かいこと言うと人ではないので4匹とかなのですが
色々めんどいのでこれで行きます

みんなで気球に乗ろう!と盛り上がる中
ジョニーひとりだけが怖気づいてそれを拒みます
お母さんがダメと言ったから…などとウソをつくのです

本当は誰よりも空の旅に憧れているジョニーのために
どうにかして一緒に乗れないものかと思い悩み
「でもウソをついて乗せちゃうわけにもいかないしな…」
とパティは考え込んでしまうのでした
 ↓
(2分後)
「まだ飛ばないからカゴの中に入って見てごらん?
何があるか見たいでしょ?」
などとウソをついて乗せて
空の旅へと向かうパティとジョニーたちなのでした…


何なんですか!
めっちゃウソついてるじゃないですか!
気球の整備員と事前に打ち合わせして
ひとりの少年を騙し討ちとか考えられませんよ…
上空で気絶したり嘔吐したらどうするんですか!
半狂乱になってみんなを突き落として
自分も飛び降りたりしたらどうするんですか!
まったく信じられませんよ…

当然裏切られたジョニーは怒りますが
ジョニーがついたウソもバレていたので
ボビー「そっちこそウソをついただろ!」
ダイアナ「いくじなしのジョニーなんて嫌いよ!」
などとさらに心をえぐられてしまいます
そしてパティも多少は申し訳なさそうにしますが
「一緒に外を見たら怖い気持ちも吹っ飛ぶわよ?」
と軽々しく言い放ちます
こいつら…

怖くて立ち上がれないジョニーでしたが
一緒に乗っていた整備員に
両肩をつかまれ強引に立たされて
カゴから身を乗り出す姿勢を取らされます
その時強風が吹いて彼の帽子は飛んで行ってしまうのでした…

何なんですかこれは!
戸塚ヨットスクールのスカイバージョンですか?
トラウマ間違いなしじゃないですか!
いいかげんにしてくださいよ…

ジョニーは余計にふさぎ込んで
うずくまってしまいますが
「ほっとこうぜ!」「わたしも知~らない!」と
ボビーとダイアナからそっぽを向かれてしまいます
そして整備員の戸塚宏(仮名)は涼しい顔をしているのでした
鬼ですね…

しかしパティだけはガクブルする彼の背中を
心配そうに見つめ続けます
やはり無理に連れてきた引け目もあるのでしょうね…
 ↓
(15秒後)
ダイアナ「見て!時計台が見える!」
パティ「わぁ~!」

何なんですか!結局ほったらかしで
めっちゃ楽しんでるじゃないですか!
挙句!挙句です!
ここで素敵な挿入歌が始まって
ほんのちょっぴりミュージカルっぽくなります
松尾スズキや宮藤官九郎は
この作品を見てミュージカル好きになった可能性がありますね(ありません)
そしてみんな嬉しそうに横揺れしながら歌いあげるんですよ!
完全に犬畜生のことなんか忘れてるんですよ!
恐ろしく冷たい奴らですよ…

でまあすっかり忘れてましたが
前夜から気球には悪者オオカミのグレテルが
隠れていたのでした
整備してる時から今の今までなぜ気づかないのか…
ついでに言うと
気球のカゴの大きさも広く見えたり
ぎゅうぎゅう詰め状態に見えたり
なんだかよくわかりません

なんやかんやで(めんどい)
戸塚宏(仮名)とグレテルは湖へと落下して
子供たち4人で気球の旅となります
雲の中へと上がっていき
さすがにみんな不安になります

そして悲しみジョニーが暗い表情で
「このまま気球は爆発する」とか
余計に不安をあおるので
いよいよ皆殺し&飛び降りエンドかと思われましたが
気球の知識が多少あるジョニーだったので
ここからは僕のターン!とばかりに
勇敢に振る舞い打開策を探そうとします
なんと気球のその上部までよじ上るのです
追い詰められたからとは言え
そこまでできるのに何で今まで怖がってたのやら…?

結局言いたい放題だったボビーやダイアナも
ジョニーに感謝するしかないのでした
ここは土下座してクツを舐めるべきだと思います

そして
うまい具合に都合よく
ちゃんとスタート地点まで戻ってこれて
見守ってた大人たちも大喜びなのでした
行方不明になってたのに
ぜんぜん心配してる様子なしで
のんきなものですなあ…


ちなみに挿入歌は「風船旅行」(作詞作曲:小坂明子)で
歌っていたのはパティとボビーとダイアナそれぞれの
声優さんたちなのでした
この作品内でしか聞けない幻の楽曲で
元の音源は紛失してしまっているらしいです
小坂さんはセルフカバーしないのかな?


というわけで
根性を叩き直すなら気球が一番!
戸塚バルーンスクールはキミを待ってるヨ!
というCMが最後に流れて終わる作品なのでした(流れません)
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