トシオ88

幽霊屋敷の蛇淫のトシオ88のレビュー・感想・評価

幽霊屋敷の蛇淫(1964年製作の映画)
3.8
英国🇬🇧のとあるパブで、渡欧中のエドガー・アラン・ポー(本人!)に生と死の世界について取材を申し込む若き新聞記者が、同席していたブラックウッド卿(作家アルジャーノ・ブラックウッド?)から自身が保有する城で一晩過ごし翌朝生きて帰れたら、£100進呈しようと言われる😨
イケメン新聞記者ヘンリーは、賭けを応諾して意気込んで深夜、不気味な城に乗り込むが…☠️

原題のdanza macabraは不気味なダンス🕺の意味。それがなんでこないな邦題に😆
恐らく大蔵映画が昭和40年代頃に配給権を得て、3本立てのうちの一本として、アンモニア臭い場末の映画館で本作を上映していた光景が目に浮かぶ。蛇淫🐍ジャイーン!なんて日本語ないし😆

ストーリーは黒沢清監督も激賞の重厚なゴシックホラー。名作「回転」の雰囲気に近い。モノクロの画面が余計に城内の陰影を強調して不気味😨
ホラークィーン😍バーバラ・スティールが誰もいない筈の城に、突如登場してストーリーは悪夢のような生と死の交わる世界に流れ込んでいく…😨
 
トンデモ邦題タイトルやポスターのデザインがマックシェイク🥤の中で溺れるおじさんおばさんにしか見えないと言った課題はあるが、重厚且つ謎に満ちた不気味なストーリーは見応えのあるもの。やがて主人公は死の世界を覗き、思いもかけない終幕を迎える…。
黒沢清監督が本作品のテーマは「愛と死」と評しているが、その通りだと得心🎬
トシオ88

トシオ88