封切りからニ、三年立った頃にレンタルビデオで視たかと記憶しています。
レトロな雰囲気ある50年代アメリカを舞台に、スタイリッシュなハードボイルド、かつサスペンスの要素もある異様な緊張感が画面に終始漂い、惹き込まれましたが、 ストーリーは初見ではよくわからなかったです。 私はまさか サイコホラーとは思わず 、普通のサスペンスドラマだとの思い込みで最後まで 見ていたので 、考え過ぎて余計にオチをわからなくさせていたんですね。
後に気になってネットで ストーリーを調べたところ 、なんだホラーだったのか、とがっかりしました。私はストーリーに超常現象を許すと何でも有りになってしまうので、それは脚本家として逃げかなと考え、あまり好きではないのですが、難しいことは 抜きにして 単純にエンタメ作品だと割りきって観れば 、本当に素晴らしい作品だと 思います。
この監督さんは美術にもとてもこだわる方で、1955年をいかに忠実に再現するかにも力を入れたそうです。アメリカのその時代のカルチャーが好きな方にもオススメです。ミッキー・ロークも、この頃はまだかっこいいですね。枯れたオッサンの哀愁みたいなもの出していて渋いです。
