Saaaaa

血は渇いてるのSaaaaaのレビュー・感想・評価

血は渇いてる(1960年製作の映画)
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本人が起こした言動から、本人の意図ではないものが汲み取られて意味付けされる。意味付けされることによって本人のものではなかった本当ではなかったものが本当のようになり、それに大衆が群がることで、彼が偶像化された。

大衆は偶像化された私を好いている、つまり私の本来の有様を好んでいるわけではなくマスコミやその他諸々に作り上げられたものに大衆が群がっていると割り切って考えられるといいのだろうけどね。作られた私も私の一部ではないのだろうかと考え、脳が錯乱した結果、天狗のようになるのだろうね。

ただただセックスするとか自分の能力ではないもので名声を得てしまったとかって、自分が渦中にいるのに自分が不在のような状態が生まれてしまったり本当が何であるのか(愛があるのか否か、自分自身が評価されているのか否か等)懐疑的になってしまう状態が続く。この状態を打破しようとするなら赤ちゃん作るなり物理的に身を滅ぼすなり何か強いアクションを起こさなくてはならないようになる、、、?
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