ぬーこ

シザーハンズのぬーこのネタバレレビュー・内容・結末

シザーハンズ(1990年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

監督 ティム・バートン
主演 ジョニー・デップ

化粧品のセールスレディをやっていたペグは廃墟の城で両手がハサミになっている男、エドワードに会う。

えー、好きだ。けど悲しい。悲しい。
もうちょっとキムどうにか助けてあげられなかったかな。キムたちや町の人と交流しちゃったから、1人になったエドワードはもっと孤独を感じ、余生を過ごしただろう。そう思うとなお悲しい。

年齢設定は娘のキムと同じくらい。
年齢は分からずとも行動は思春期の男の子。途中からキムのことで頭いっぱい。嫉妬で破壊衝動に駆られる。触れたくても触れてしまえば相手を傷つけてしまう。青少年の悩み。

後半の展開は見るの辛い。
襲われそうになったおばはんに裏切られる。初め普通の人間だと励ましてくれた義足のお爺さんがあいつは化け物だという。
終盤、ペグがエドワードを連れてきたことを後悔し、父さんは探す気ない。弟は顔傷つけられたから嫌うだろうし、エドワードを良い思い出とするのはキムしかいない。

上がって、下がり続ける話だから、救いはキムのキス。最後まで寄り添ってくれたのは彼女だけ。
あまり男から好かれるシーン無いなあ。お父さんずっと素っ気ない。

ペグが本当にお人好しの良い人
キムの彼氏が典型的なアメリカの糞ガキだった。

冒頭の民家の内装の鮮やかさからわくわく
城の庭、綺麗に刈り込まれた生垣

お盛んな近所の人妻たちがおもろい。
髪を切られて何故かエクスタシー感じる。クラシックが流れる。

レモネードと言われ、バーボン飲まされ、倒れちゃう

○セリフ
ナイフを持ってるぞ、武器を捨てろ!

雪はどうして降るの?

○解説見て
シザーハンズはティムバートン自身。他のキャラも実在する人がモデル。町もティムが育った町。暗かったティムバートン、父はスポーツマンで反りが合わず。
シザーハンズはフランケンシュタインの怪物がそのままモチーフ。フランケンシュタインの方は少女に恋して誤って殺してしまう。
シザーハンズ見て、ジム殺して非難出た。すんなり受け入れられた人はティム側(陰キャラ的な)の人間かも→確かに。でも十分ジムの糞さは映画中で伝わってるし違和感ないと思うけど。むしろ殺したことで金輪際世俗に戻れなくなったエドワードが気の毒で。


2021.11
ぬーこ

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