三太郎

シザーハンズの三太郎のネタバレレビュー・内容・結末

シザーハンズ(1990年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

一言で言うなればとても悲しい物語

初めのほんわかしたか雰囲気で物語が進んでいくのかと思っていたが、中盤からの展開に驚かされた。
特に手がハサミという個性を持ってしまったことから中盤から何をやっても裏目に出てしまう展開に胸が痛んだ。
人間の珍しいものに対する関心と恐怖を描いた作品だった。

普通の人とは違うことに対し興味を持つが、些細なきっかけでそれを差別、あるいはいじめる人間のダメな部分を感じさせられた。

役者に関しては、流石ジョニー・デップという感じで、普通の人はしない特徴的な仕草をさせると一流である。
機械的だが、流暢な動きという矛盾した表現になるが、どこか真似したくなるような特徴な動き方である。
特に手の動き、どの作品でも特徴的な動きをさせているが、今回手がハサミとなっていることがポイントとなっている作品なので、より活かせていたように思えた。

驚いたのはキム役のウィノナ・ライダー、どこか見たことある人だなと思っていたら、ストレジャーシングスのジョイスじゃないか。
26年たった今も全く変わらない彼女の容姿に驚かされた。
三太郎

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