このレビューはネタバレを含みます
人間とエドワード、どっちが化け物か分からなくなる。
どうして、いつだって損するのは優しい人なんだろう。ずる賢くて、人の気持ちを考えないような悪人が裁かれないんだろう。ペグは優しさでエドワードを家へ招いたけれど、結果的に見ればその優しさも無駄だったのかな。
最初は珍しがって持て囃した人達も、危険性があると知った途端にあることないこと噂しやがって、見た目が違うからって本質的な所まで違うと考えるの安易すぎでしょ。興味を持たれる、注目を浴びるイコール好きって訳じゃないの辛すぎ。エドワードがどんなに溶け込もうとしても叶わないこと、カラフルな町の中のモノクロの彼の異端さが表現している。
外見の善し悪しで内面を決めつけられる、ルッキズム視もこの映画のメッセージ?
傲慢な人間の方がよっぽど化け物である。