2008/12/10鑑賞(鑑賞メーターより転載)
何はなくとも有名なパッケージの「ガラス越しのキスシーン」見たさに鑑賞。心を通わせ合った男女が戦争によって引き裂かれ、という展開は洋の東西を問わず共通したテーマだが、戦時下の日本の空気も織り込んで単なるメロドラマに走らず、なぜ2人が離れざるを得なかったかを考えさせられる構成になっている。何となく結末が読めてしまうも、それによって2人が一緒にいるシーンや別れの刹那の美しさが際立つ。ちょっと重たすぎて苦手な面もあったが、あのシーンのインパクトに留まらない説得力のある話である。