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簪(かんざし)のもたのレビュー・感想・評価

簪(かんざし)(1941年製作の映画)
4.1
浴槽で笠智衆の足にかんざしが刺さることを、ロマンスの予告に使うとか、清水宏は詩人だと思う。観客がどう、ではなく、映画の中を生きる人のための時間が流れる、笠智衆への精一杯の「がんばれ!」のシークエンス。
『按摩と女』に続き2作目の清水宏作品だが、流用してない?って思うほどそっくりなショットがあった。斎藤達雄のめんどくさい感じもうざすぎなくて良い。
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