簪(かんざし)の作品情報・感想・評価

『簪(かんざし)』に投稿された感想・評価

3.7

夏の温泉宿に人が集まり、少し増え、そして去っていく。
だいぶヴァカンスムービーだった。
夏が終わりに向かう寂しさがちゃんと香る、すごく好きなタイプのヴァカンスムービー。
画もとても美しいし、キャラも…

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mira
4.5

露天風呂に落ちていたかんざしを踏んで足を怪我する笠智衆。落とした田中絹代がやってきて、足のリハビリも一緒にすることになり……といったあらすじが関係あるかないか別として、リハビリシーンで笠智衆によって…

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Vegynの来日公演行く前にずっと観たかったやつお家で見た
笠智衆めっちゃ若い!
子どもたちの瑞々しさと繰り返されるギャグで軽妙な雰囲気と思いきや、しっとり切ないラストにグッとくる

Vegynさ…

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tntn
4.2
最後の田中絹代の足取りに、今ここで映画が終わって欲しいような、いつまでも続いて欲しいような気持ちにさせられる。
Aoyoao
5.0

清水宏監督、井伏鱒二原作。

上映時間71分。
悲喜こもごもの情緒が豊かに詰まった名作だ。

山あいのひなびた温泉旅館を舞台に繰り広げられる人間模様。
情緒が足の裏に突き刺さりケガをした納村(笠智衆…

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清水宏監督の「按摩と女」(1938)に次ぐ温泉地映画。井伏鱒二の短編「四つの浴槽」(1938:後に「かんざし」に改題)を映画化。主演:田中絹代(当時32歳)笠智衆(当時37歳)。

東京の女である恵…

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情緒的イリュージョン 大ウケ ダグラス・サークを凌ぐほどのメロドラマだし、ジャック・ロジエを凌ぐほどのヴァカンス映画だということもできる 田中絹代ももちろんだが笠智衆のえも言われぬ素晴らしさよ

「…

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夏の下部温泉に連泊している人々の中で、笠智衆演じる納村の足にかんざしが刺さり、田中絹代演じる恵美が謝りに来る。
階段の高低や川の流れ、旅館の奥行き、印象的なセリフ、リハビリを使って画面に繰り返しと差…

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shuki
4.2

脚本やばい。台詞に隙がない。「泣きたくなっちゃった。泣かせてね」って凄いな。

時折挟まれる移動ショットの格好良さと基本の緩さ。最高のヴァカンス映画。こんな映画いま作れないのかね。

どうでも良いけ…

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1号
3.9
原作の力も大きいのだろうが、鑑賞後にじわじわくるタイトルがまず秀逸。田中絹代や笠智衆(いままで観た中で一番若い!)の清潔感も手伝って、品のいいおかしみ、かなしみがとてもいい。

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