Adele

カラミティ・ジェーンのAdeleのネタバレレビュー・内容・結末

カラミティ・ジェーン(1953年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

あんまり深く考えずに観れる作品を探していたので、こちらをチョイス

たしかに軽い気持ちで鑑賞はできるが、いろんな意味で少し疲れてしまった
まず、ドリス・デイの力みすぎ、大袈裟な演技が観ていて少し疲れてしまった
一体どうして、カラミティ・ジェーンを演じる女優さんは皆、こんなにも力みたがるのか…?
他の作品でカラミティを演じていた、ベティ・ハットンしかり…

また、ストーリーも完全に製作側のオリジナル
たしかにカラミティもバッフォロー・ビルも実在した人物だが、実際はお互いそれぞれ違う人と結婚しているしね
間違っても、今作のストーリーを史実だと思ってはいけませんよ、まぁ、そう思って観る人はほとんどいないかと思うが

ストーリーはテンポ良く進むから、飽きずに観れるかと
ただ、ミュージカルと題しているわりには歌は少なく、忘れた頃に歌い出すため、そういえば、ミュージカルだったわね、と思い出す
ドリス・デイは安定の歌のうまさ
少し残念だったのが、ビル役のハワード・キールの歌の少なさ
今まで、彼の作品を何作か鑑賞済で彼のハリと深みのあるバリトンの歌声が聞き惚れてしまうくらい大好きなので、ハワード・キールにももう少したくさん歌って欲しかったな

個人的についていけなかったのが、カラミティとケイティのキャットファイト
キャットファイトと言っても、嫉妬したカラミティが一方的に喧嘩を売っているんだが、一方のケイティもカラミティのおかげで有名になれたと言っても過言ではないのに、恩を仇で返すようなビッチ具合
おまけに、終盤お互いそれぞれ好きな人を忘れられないと言いながら、すぐキスしてしまうあの2人もどうなのさ?
まぁ、映画だからいいものの展開早すぎて、???となってしまった

終わりよければ全て良し
製作された1950年代のアメリカは良妻賢母
女性の幸せ=結婚だった時代
そのせいか、あのラストなんだろうなぁと思って観てしまった

余談だが、今作のハワード・キールは華がないというか、いつもの輝きが少し薄いように感じた
いつもなら、いい意味でもっとギラギラしてるんだけどな
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