平安時代を舞台に陰陽師の活躍を描いた歴史絵巻。
野村萬斎が主演、真田広之が宿敵を演じる。
平安の長岡京時代に早良親王が無実の罪をきせられて無念の死を遂げてから150年が過ぎる。
安倍晴明（野村萬斎）は、朝廷に仕える源博雅と親交を深めていた。
そんな折、帝の嫡男である篤平の御子が、陰陽師である導尊（真田広之）の奇術により悪霊に憑りつかれてしまう。
晴明が悪霊を退治するが、導尊は早良親王を蘇らせる。
果たして平安京の運命は？
平安の人と鬼がともに生きていた時代が舞台で、様々な鬼や魔物、妖が登場する。
クライマックスの宙を舞う清明と導尊の対決が見どころで、二人を演じた野村萬斎と真田広之が好演しています。
晴明と博雅の絆も心地よい。
平安の雰囲気や衣装が醸し出す世界観も楽しめた。
愛は恨みを消すというありきたりのストーリーですが、ラストは上手く纏めています。
「ひとは心ひとつで鬼にも佛にもなるものだなあ」
2023.3 BS日テレで鑑賞（特選時代劇）
2021.9 NHK BSPで鑑賞
