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人のセックスを笑うなの堊のレビュー・感想・評価

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)
5.0
喉仏にキスするときの永作博美の顔がヤバい。全編を通じて性交のシーンはワンカットたりとも映されていないのにこの瞬間からセックスの一語で笑って済ませられない「ただならぬ何か」がおっぱじまろうとしていることがわかる。ex-ヴァギナデンダータ。
inouのPVにすら律儀に映り込む交差点に結び付けられたどこにも行かない風船、喫茶店での切り返し、挿入される犬!猫!

永作博美も蒼井優もやばいが藤田陽子の覇気がありすぎる。「サイ・ババ」の一語が出てこなくて彼女は踊る。


ぜんぜんかんけいないんですが前田さん(実名)にもう一度会うために自殺してないことをこの映画みて思い出した。そういえばこの前夢に出てきた。会いたい人に会いたいよ。賞とったよ―って報告した。夢の中で。もう一度会えるように精進します。「会えなければ終わるなんてそんなもんじゃないだろう」。ユーロスペースの裏の方のラブホでwiiのマリカーではしゃぎながら鼻にキスされたことが忘れられません。あれほぼ呪いに近い。あの日から何かが狂いました。だるまさんがころんだ。
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