Omizu

疑惑の影のOmizuのレビュー・感想・評価

疑惑の影(1942年製作の映画)
3.3
【第16回アカデミー賞 原案賞ノミネート】
ヒッチコックのサスペンス。平凡な生活に飽き飽きしているチャーリーのもとに大好きな叔父チャーリーが帰ってくるが、彼はある秘密を抱えていて…という話。

娘チャーリーは『我等の生涯の最良の年』のテレサ・ライト、叔父チャーリーは『市民ケーン』のジョセフ・コットン。

最初にアンが読んでいる本が『アイヴァンホー』(映画『黒騎士』の原作)という時点で思わず上手い!と思った。

ただその後は失速、ヒッチコック作品の中ではあまり出来はよくないのでは?サスペンス要素が濃厚になってくるのは一時間経ってからだし、その後もイマイチ緊迫感がない。

最後もいくらなんでも無理があるような…大人の男と少女だよ?

ジョセフ・コットンの不気味な感じはよかったし、テレサ・ライトが最初と最後では少女から大人へ変わっているようにちゃんと見えてそこはいいかな。
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