クローネンバーグあるある早く言いたい〜
1982年公開。リック・ベイカーが手掛けた特殊メイクによるSFXがかなりショッキング。だったんだけど、過激な映像表現が進んだ現代の映画に比較すると刺激に乏しく、メディアの洗脳装置化がいっそう進んだ現代では監督のメッセージも非常にシンプルで分かりやすい。と言うか、ここで描かれているトンデモ世界が今や現実になってしまったとも言える。なんて事だ!
主演のジェームズ・ウッズが最高で、神経質そうなルックスを含む独自の個性と、クローネンバーグの不穏で変態的な作風との相性がすこぶる良い。さらにデビー・ハリーというユニークで見事なキャスティングによって作品全体に漂う緊張感と非現実感が一段と高められていて素晴らしい。余談ですけど1982年〜1983年は映画も音楽も個人的に名作揃いの黄金期であります
クローネンバーグあるある早く言いたい〜
カーペンターと混同されがち〜