mireiito

フラガールのmireiitoのネタバレレビュー・内容・結末

フラガール(2006年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

フラガール
李相日監督
2006年
復興収入ランキング19位(14億)

常盤ハワイアンセンターという現在のスパリゾートハワイアンズの誕生を支えた人々の実話だと知って、みた後驚きました。
昭和40年代、福島県いわき市の炭鉱町。
求む、ハワイアンダンサーの張り紙を見て、ここから抜け出す最初で最後のチャンスだと少女は友人を誘った。この町では男は炭鉱夫、女は選炭婦として日々真っ黒になりながら数世代前から働いていた。しかし、石炭から石油へのエネルギー革命で会社は大幅なリストラを行い、閉山も増えていた。そんなとき炭鉱会社が計画したのが常盤ハワイアンセンターであった。こんな時代に山を閉じてハワイ?と人々は困惑し、反対する。
少女2人は説明会に出かけ、新しいことを始める決意をする。
東京から先生が来るかなり訳ありな感じだったが、少女たちの熱意に心動かされ、ひたむきにがんばる少女たちと接するうちに夢を持つ大切さを思い出していた。
ダンスをするひとたちも段々と増えてきて全てが順調に見えた。
しかし世間の風当たりは強かった、予期せぬ出来事がたくさんあった。実話だということを忘れてしまうほどだった。
張り紙を見つけダンサーをさそった少女が一家で北海道に移住することになった。友人は彼女の意思を受け取りダンサーを続ける。
その少女の父親は少女の遠征中に亡くなってしまう。
数々の困難を、仲間で支えあって乗り越える。
最初はバラバラだったダンスも綺麗に揃うようになる。
常盤ハワイアンセンターが初日を迎えるとフラガールたちはみごとなダンスを披露して、歓声を浴びたのだった。
ダンスが題材ということだけではなく、リトルダンサーと重ねてしまう面があった。
夢、仲間、困難を乗り越える力。
日本版も温かい話でした。
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