Hiver

バベルのHiverのレビュー・感想・評価

バベル(2006年製作の映画)
3.7
2007年06月24日 23:50 レビュー

遅ればせながらバベル。
アメリカの何でもテロと騒ぎ立てるイスラム攻撃病を皮肉り、欠くことの出来ない労働力である南米の移民を使い捨てにする現実に触れて、不幸は突如起こるものそして誰しもが苦悩を抱え生きているというこの監督の得意とするテーマがよくまとまっていたと思う。
菊池凛子の脱ぎっぷりはともかくとして東京とのリンクと刑事役の俳優はいま一つだったが、時間軸の交錯も程よい入り組みで、それぞれの俳優が皆それぞれにいい味を出しており、特にメキシコ人の乳母の悲劇とブラピの意外な演技力にはもらい泣きした。
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