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1917 命をかけた伝令のHiverのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
4.2
役者に命懸けさせ過ぎやろ!と思うと同時に主役はもちろん親友役に、そして、撮影クルー全員に労いの言葉と心からの拍手を送りたい。滝に落ちて溺れかかっても尚、桜の花びらでハッとして奮起し直すシーンには、主役の頑張りに心打たれた。長回しとはいえ、どのシーンも一つ一つが丁寧で、心に沁み、 6ヶ月前からリハーサルをしたその尽力が全てに表れており、久しぶりに「映画」を観たという充実感に包まれた。
ベテランのカメラマンRoger Deakinsが1ページ目にsingle shot と書いてある台本をサム・メンデスにもらった時、typo打ち間違いかと思ったという位、だれもこんな戦争映画で長回し風にするとは思わない。アメリカン・ビューティーからのスカイフォール、常に進化し続けるサム・メンデスにこれからも期待したい。
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