ぎー

JUNO/ジュノのぎーのレビュー・感想・評価

JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)
4.0
まさに笑いあり、涙ありのほっこりコメディーだけど、メッセージがしっかりある、良作。
高校生のジュノはポーリーと関係を持ち妊娠、中絶を考えるが産むことを決意する〈起〉。広告で赤ん坊を育ててくれるカップルを探し、マーク、ヴァネッサ夫婦と出会い、交流が始まる〈承〉。音楽や映画で仲が深まったマークは自由を求めてヴァネッサと離婚することを決意、ジュノは素直な気持ちで赤ん坊とポーリーへの愛情に気づく〈転〉。とうとうジュノが出産しヴァネッサは赤ん坊を、マークは自由を、そしてジュノとポーリーは恋人を得る〈結〉。
愛情を描こうとすると、なんか重くなったりしがちなのに、この映画はめちゃくちゃポップに明るく、でも、しっかりと描いている。ストーリーはすごく軽妙に進んでいくし、登場人物たちのセリフはとにかくどれも考え抜かれていて、めちゃくちゃ面白い。主人公のジュノを演じたエレン・ペイジの演技もとても良かった。
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