男はくらいよ監督さそり

袋小路の男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

袋小路(1965年製作の映画)
3.8
二人の怪我したギャングが城に住む夫婦の家に押しかける。閉じ込められた夫婦はいつ反撃に出るのか?という普通なら脱出反撃サスペンスになるのだが、この夫婦〜全然反抗しないし、呑気に犯人と酒飲んだりしてて、途中から友人が訪ねてきて、そこからコメディみたいになって全くサスペンスなし!
そもそも夫が悪役で有名なスキンヘッドのドナルドプレザンスという時点で無茶苦茶!
妻役のカトリーヌドヌーブの姉フランソワーズドルレアックが美しいが掴みどころのない女。ポランスキーの殺された妻、シャロンテートにそっくり!
しかもシャクリーンビセットも出てる。どれだけポランスキーは美女好きなの?
後半もプレザンスが何考えてるのか行動理解不明!ギャングも冷酷でなくて頭悪いし馬鹿対馬鹿の図式。
異常なシチュエーションなのに主人公が異常という訳わからない展開!
そこら辺がポランスキーの狂気を感じる
ベルリン映画祭金熊賞