カード会社で働くトムは、最近引っ越してきたばかりの社長秘書のサマーに一目惚れする。徐々に距離を縮めていくなかで、トムは彼女と付き合いたいと思い始めるが、彼女は「恋人はいらない」と答える…
なかなか見ない異色な恋愛映画でした。
観終わった後も考えさせられましたね。
自分の理想に相手を巻き込まんでいないか。本当に相手本位で考えられているのか。
トムとサマーの恋愛観が出逢いをきっかけに交錯し、変わり始めて、最後には入れ替わっている。ここも新しいですね。
どちらが悪いとかは置いておいて、どちらの価値観もなんとなくわかるので、どちらが悪いと責める気が全然起こらず、この価値観の問題に対して考え込んでしまう。
この映画というか、彼らの恋愛観に触れて、自分の恋愛観を振り返るという。
映画の内容を反芻するというか、映画を踏まえた問題を出された様な感覚。
なかなかにない体験で面白かったです。
