ゴン吉

柳生一族の陰謀のゴン吉のレビュー・感想・評価

柳生一族の陰謀(1978年製作の映画)
4.0
徳川家光を次期将軍にするがための柳生但馬守宗矩の陰謀を描いた時代劇。
萬屋錦之介、松方弘樹、西郷輝彦、千葉真一、室田日出男、真田広之、志穂美悦子、丹波哲郎、大原麗子、三船敏郎、成田三樹夫、夏八木勲、中村歌六(5代目)、中村富十郎(5代目)らが共演。 

徳川二代将軍秀忠が急遽した。
本来であれば、三代将軍は秀忠の長男である家光(松方弘樹)が継ぐべきではあるが、秀忠は聡明な次男の駿河大納言忠長(西郷輝彦)を次期将軍にするつもりであった。
家光の剣術指南役であった柳生但馬守宗矩(萬屋錦之介)は家光を将軍にするために策略をめぐらせ、3代将軍の跡目争いがおきるが.......

超豪華オールキャストの共演が凄いです。
もともとは将軍の坐をかけて対立する気はなかった兄弟が、側近に煽られて骨肉の争いになる。
家光派や忠長派に加えて公家や根来衆、浪人までもが参入し、争いを繰り広げます。
終盤の柳生宗則と小笠原玄信斎による新陰流同士の同門対決も見どころですが、ハイライトは千葉真一が演じる柳生十兵衛の活躍です!
中盤以降は仲間内での殺し合いにまで発展し、目的達成のためには手段を選ばない非情な行為も。
そしてまさかの衝撃のラストを迎えます。
策士策におぼれるとはまさにこのことですね。
 
「夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢でござ~る」   

2022.8 BS日テレで鑑賞(特選時代劇)
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