佐藤克巳

はりきり社長の佐藤克巳のレビュー・感想・評価

はりきり社長(1956年製作の映画)
4.0
シチュエーションコメディを主体とした社長シリーズの中で渡辺邦男監督の本作は、スラップスティックな演出が施され森繁久彌の元気溌剌な快演を中心に、態度でかい秘書小林桂樹と神経質な営業部長三木のり平のトリオのギャグ炸裂ぶりは痛快だった。また夫人は久慈あさみに代わり軽快さとお色気が増し、ミス自転車中田康子の開放感溢れるグラマーぶり、キュートな通訳司葉子等女優陣も健闘した。あの内憂外患に立った森繁社長の頑張リズムを、今日のぐうたら社長も学習するべきだ。
佐藤克巳

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