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ムーランのsoyaのレビュー・感想・評価

ムーラン(1998年製作の映画)
4.5
約5年振りに鑑賞。
本作は大好きなディズニー作品の一つだ。

「男らしく」や「女らしく」に抗って「自分らしく」生きるムーラン はやはりカッコいい。作中で何度も「男らしさ」・「女らしさ」の説明が何度もされ、観てて辛くなったが、最後にムーランがスッキリさせてくれた。
今作のヴィランのシャン・ユーは最近のディズニーヴィランズのようなお茶目さがなく残忍で怖い。そんな恐ろしいヴィランに持ち前のアイディアと仲間との友情で打ち勝つムーランが如何に勇敢で強い女性かが強調されているので良いヴィランだと感じた。

マイナス点としては、ムーランは国の英雄として認められたが、周囲の女性や男性に対する「らしさ」を求める姿勢が変わっていないこと(特にラストでムーラン の祖母の台詞に違和感を感じた)。ムーラン 以外の人々も救われることを実写版では期待したい。

儒教文化がまだまだ根強く残る日本だからこそ、多くの人に見て欲しい名作。実写版はどうアップデートされるのかも楽しみだ。
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