CucumPrincess

34丁目の奇跡のCucumPrincessのレビュー・感想・評価

34丁目の奇跡(1994年製作の映画)
4.0
サンタ、会ってきた。
22歳が「サンタを信じている」と言うと冷ややかな目で見られるが、私は何年もその目を無視してサンタを信じてきた。もちろん、"サンタは親"説も知っている。

この映画の中で、サンタは聾者の少女と手話で会話する。サンタに会う前にこの映画を観ていたら、それは映画だからと思っていたかもしれない。(私も変なところで冷めている部分がある。サンタにそこまで求めていないというのもあるが。)
しかし、サンタに会った私はそれすら本当だったと言えてしまうのだ。
フィンランドのサンタ村にいるサンタは、グリーティングに来たブラジル人にポルトガル語で話し、私たち日本人に日本語で話した。(加えて物凄く流暢なのだ!)
後ろに並んでいたドイツ人の聾者にはきっと手話で話したのだろう。だから、この映画で起こるまさかなことを全力で信じることができる。
何を信じるかは人それぞれだけれど、信じている人の気持ちは大切にしてほしいし、大切にしたい。冷ややかな目、私は気にしないけれど子どもたちがそれに負けて自分の信じる気持ちを折ってしまったら嫌だなと思った。Susanのサンタを信じたいけど信じられないという状態が辛すぎたし、頑なに信じない派の大人たちは滑稽だったし。
私はこれからも声を大にして"I Believe."と言うんだ。
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