このレビューはネタバレを含みます
一気に画がリッチになった気がする。今の時代に撮ったような映像だった。20年前なのが驚き。アクションもスケールも全体的にパワーアップしてたし、ちゃんと一番盛り上がるアクションを最後に持ってくるから見終わった後に満足度がある。この映画全編見てよかったなと最後がいいから思わされてしまう。新キャラの部下が2人に忠誠を誓って味方してくれたり、クレイジーだからって理由だけでだいぶ無理のあるストーリーを展開するけどもうこの監督なのでそこは割り切ってメッセージもないアクション映画を純粋に楽しんだ。ただ娘を取られたくないからめちゃめちゃ銃で脅して、やってやったぜって満足してるシーンがあってそこが結構キツかった。あの子のことを思うとかわいそう。敵キャラにそこまでカリスマ性を感じなかった。小物感があった。あいつには手を出したらヤバい。絶対に逮捕できないって口だけの情報でみんな警戒するから、その情報と実際の敵キャラのヤバさが噛み合ってない気がした。
ラストのアクションはめっちゃ好き。村めっちゃ壊して迷惑だなーと思いつつもすごいもの見たなって圧倒される。銃撃戦もカーチェイスもすごい他のアクション映画をみすぎて、そこまでワクワクしなかったんだけど(作品の見せ方とかが悪いんじゃなくて単純に目が肥えちゃった)最後の村のシーンは今までに見たことがない映像だったのでよかった。
唯一ドラマ性がある妹と相棒の付き合いを許す、許さない、相棒解消をするしないの部分がエンドクレジットのおまけ的な感じで処理されてて、やっぱこの人全然人のドラマに興味ないやんって思った笑
