このレビューはネタバレを含みます
シーンレベルでめっちゃいいところがあったので、見て良かったけど、全体的に良かったーって満足できたらなおよかった。
やっぱり2時間半にしてはちょっとアクションも少ないし、大迫力の画が少ないと思ってしまう。
まず良かったのは幼少期のフュリオサと大人になったらフュリオサの以降がスムーズすぎて気づかなかったところ。役者の顔が似てるのか、今までにないくらいシームレスだった。
あとは、中盤のアクションシーン。車を守り切るというシンプルなアクションだけど、出てくる敵の武器がグライダーだったり、爆発する竹みたいなやつだったり、マッドマックスなのが良かった。
あとめっちゃめちゃ幼少期の話が長いのはびっくりした。あと、フュリオサの大事な人が死んでいく部分は直接的に描かないのもびっくりした。あとフュリオサと運転手の男の間に絆が生まれて、その2人でいい感じになるのはいいけど、ディメンタスに捕まってる時にそっちのけでイチャイチャし出すのが新鮮だった。
あと、ラストのディメンタスに相応しいエンディングとしてどれを選んだのかが気になった。
銃殺か、走らせるか、養分か、
なんかあそこ矢継ぎ早にすぎてってよくわかんなかった。
やぽありマッドマックスの世界って
みんな元気なのが独特のトーンを出してるんだと思う。おじいちゃんみたいな人がカラカラの砂漠で走り回って、俊敏な動きをしまくっているので、そういう普通はありえない感じが狂ってる感じを醸し出してるのかなと思った。
あといちいちかっこいい。バイクをわざと荒々しく運転して砂埃を1人がだす。もう1人がその砂埃に包まれていくみたいなめっちゃ機能的なシーンだけどかっこよさもあるみたいなカットが多くて、それも良かった。
あとはマイクで大きな声を出したり
バイク3つを繋げてでっかいバイクにしたり
この世界にある道具を使ってるところがよりマッドな雰囲気を生んでるとも思った。
復讐すること
絶望や復讐という絶対よくないことがモチベーションとなって生きることができる。だからこの作品では復讐を肯定してるのが面白いなと思った。ラストディメンタスに俺を殺しても何も変わらないとかお前は俺と同じになるとか言われても関係なく殺すのが面白かった。
割と中盤にすごいアクションがあって
クライマックスとかは全然盛り上がらないのでそこは残念だった。