これまた90年代の良作。昨日観た「ナッシング・トゥ・ルーズ」はダメだったけど、同じ頃に製作されたこちらはとても楽しかったです。
役者志望だった米国人の中年男性が、ロンドンに旅行に来た際、演技体験ができるアトラクションに参加したと思ったら、本当の陰謀に巻き込まれるも、最後までアトラクションと勘違いしたまま、殺し屋の魔の手から生き延びたり陰謀を阻止しちゃったりするドタバタコメディ。
音楽のセンスが良く、全体の雰囲気も軽妙でオシャレ。舞台が英国だからか、笑いはミスター・ビーンぽい雰囲気も。わりとベタでコントみたいなとこもあるけれど、それがまたかわいくて好き。最近のハリウッドコメディにありがちな下ネタに頼ってないのも好感でした。ビル・マーレイのとぼけた演技もさすがでした。ずっとクスクス笑わせてもらえました。
あらためて、古くても良い映画はいつ観ても良いんだと実感させてくれる映画でした。
*ちなみにAmazonプライムでは原題で引かないと出てきません。