みはしゅん

アースのみはしゅんのレビュー・感想・評価

アース(2007年製作の映画)
3.9
 時はコロナ、ここは東京。4月から始まった仕事は3日で休業に入り、外に出ることも地元や大学の友人たちと会うことも出来ない。なんかもうめちゃめちゃ壮大な画が観たくなって鑑賞。

 なんか自分の悩んでることがあり得ないほど小さいことなんだなって思ったわ。

普通に生きていれば私たち人間は死の恐怖に苛まれることはほぼ無い。だけど自然界は違う。狩りが上手くいかなければ飢え、いつ肉食動物に食べられる恐怖に直面するか分からない。

多分これを社会世界に置き換えて、「油断してるとライバルに食われるぞ!」とか思う人もいるのかもしれないけど、「まぁそれに負けても死ぬわけじゃないしな!」って私は思っちゃいました。呑気だなお前。

 チーターに追われた獲物の草食動物。足を挫いて、「あぁおれはこれから食べられるんだ」と悟ったあの表情が忘れられないです。抵抗もせず、そっと座り澄ましたあの表情。なんとも言えない気持ちになりました。

 なんだかすごい心が軽くなった。将来何もかも嫌になったら、会社も東京も日本も飛び出して豊かな動植物に囲まれた豊かな自然の中でひっそりと自給自足生活でもしようかなって思いました。

……ただ今作で1つだけ不満。これだけ素晴らしい映像を見せ続けた最後の最後に温暖化うんぬんは話して欲しくなかった。急に宗教色みたいなの出てきてウッってなるよ。作り手としてはハッとしてほしいのかもしれないけど、後味は良くない。

最後に不満書いちゃったからこのレビューも後味悪いじゃん。
それは嫌なので最後になんか言っとこか。


"地球サイコーーー!!!!!!"


……なんか馬鹿っぽいな、、、
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