みはしゅんさんの映画レビュー・感想・評価

みはしゅん

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

1.0

伝記映画だとしてもあくまでエンターテイメントで、事実も虚構が入り混じり綺麗に整地されたものであると考えると、そのあたりはあまり客観的に評価したくない。

日本の公開が遅れた理由は正直分からなかった。
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.2

公開当時、仕事、仕事、仕事でどん底に落ちる寸前くらいに見たけど、それでも感動した記憶。

最近テレビで見返してもやっぱりいい作品だなと思った。
スピーカーが壊れる寸前くらい音出して見たら窓が揺れてた。
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.6

稼ぐためにイルミネーションを選んだのは大正解。

だけども、また1つ日本の作品でアメリカが潤う仕組みが出来上がってしまったのかと思うと悲しい。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

君の名はからずっと東宝の戦略が見え隠れしてたんだなぁと気づいたのは最近。

すごく深読みする人がいるけど、そもそもそんな深さをもって作ってるのかな…?と思っている。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.6

名作と知りながら見ていなかったので今更。

あまり面白さが伝わってこなかった。多分私が乾いてる。

ジャケットは好きなのでサントラのレコードは持ってる。4000円もした。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

久々に見返した。

当時あれだけ話題になってたのになんで劇場で見なかったんだろう、と思い返してみたら丁度コロナが始まったくらいだったんだな、2020年の春。

出張先へ向かう新幹線の中、あれから4年も
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.6

哀れなるものたちが見終わった15分後にスクリーンに戻ってこれを見た。

見終わった後はぷらぷらと30分くらいショッピングモールを歩き回って、心をデトックスしないと次の日から普通に暮らしていけない気がし
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

ボーの3時間よりこの2時間の方がしんどかったな…

FOX SEARCHLIGHTは信頼できる。面白かった。

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.3

冗談抜きに「ん、ここなんかおかしくない…?」っていうポイントがサイゼの間違い探しより簡単なレベルで多々見つかる。

これだけの大作であれば、制作過程で多くの人のフィルターを通してきたはずなのに、金か諦
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.3

個人的に今年No.1。
美しく、儚く、壮大で破壊的な傑作SF!

世界観と広い画の美しさ、これに尽きる。

ローグワンの時も感じたけど、自然と汚れの共存と、巨大宇宙船の爆破が良すぎる。美しいコンセプト
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

いいところと、引いちゃったところと。

日本であそこまでVFX作れるようになったですねぇ、、とても良かったです。
でもエンドクレジットの人数少なすぎてびっくりしてしまった。こっちはこっちで深刻なのでは
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キリエのうた(2023年製作の映画)

3.7

3時間越えの映画で、久しぶりに最後まで集中してみることができた。
(申し訳ないがJWは3回寝た)

主人公の設定含め、アイナの才能をフルに活かした作品だった。
印象的なカットもいくつかあって、時代が交
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.3

夏の映画では現状No.1。

ピクサーからの野心作でありながら、今のディズニーより圧倒的ディズニーな良作でしたね。

昨今のディズニーは、リトルマーメイドの一件もそうですがもはやかつての王道は作れない
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.0

3連休ジブリ三昧の3本目。

幼いながらに劇場で見た記憶がある。
その当時から大好きな作品。
当時は毎朝、母にベーコンと目玉焼きを作ってもらったのが懐かしい。

久々に見返すとストーリーは結構大雑把だ
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.3

3連休ジブリ三昧の1作目。

個人的にTOP3に入るジブリ映画です。

時代設定の描き方も、恋愛ストーリーも大好きです。

堀辰雄と堀越二郎を合体させて描こうとするあたり、監督のバイタリティの高さを感
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

3.8

3連休ジブリ三昧の2作品目で見ました。

今見ると子供も大人も楽しめるバランス感覚が良いですね。
ナウシカのことを嫌いになる男の子は日本にいないでしょうね。このあたり本当に上手いと思います。

あと空
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

事前告知一切なしに釣られて見てきました。

やはり絵は良かったですね。
特に最初の火事の中を走るシーン。
風を切る感覚を周りの人を半透明にして表現してるところ、力が入ってましたね。

本編にちりばめら
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

見終わった直後は『最後の展開どうした!?』感が強かったけど、
寝たら段々とこれでいいかってなってきた。

序盤が一番テンション上がったかも。
ルーカスフィルムの若返り技術が
ローグワンの頃より圧倒的に
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.6

好きなシリーズだけど、可もなく不可もなくかな、、

Rottentomatoesではともに高評価らしいけど、所謂アメリカ社会から見ての共感性が高いのだろうか。前科者の救済とか?

2までのスタローン(
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

久々のレビューなのですが、、、

めちゃくちゃ最高じゃないですか!!
期待を余裕で上回ってきました!!

進化しつつ、ノスタルジーになり過ぎず、
でもしっかりツボは押さえてくる。無敵。

暫定2023
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ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

とあるビルの屋上で行われたライブが、53年経った2022年に公開される意味とは?
そこにはコロナで鬱屈した日常と重なる、鬱屈した空気を吹き飛ばす彼らからのメッセージが確かにあった。

▼蔓延防止だのな
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.4

いやーものすごい間レビューを書くという行為を怠ってしまいましたね……。

最後のレビューが2年前の10月ですか……
この間にドタバタと色々ありましたね。

少しでもいいのでアウトプットという行為をしっ
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.5

イエスマンでズーイーデシャネルに出会って以来、インスタをフォローするくらい好きなんだけど、この映画のキャラは好きじゃない、、、

小悪魔と言うにはあまりにチープで、結局自分のことだけ。「人の所有物には
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

これから観る人は以下の事を念頭において劇場へ足を運んでもらいたい。

①「今日は休みだし、気晴らしにTENET観に行くか〜」という気持ちで観にいかない。『今日、世界を変える』くらいの気持ちで観に行く。
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思い、思われ、ふり、ふられ(2020年製作の映画)

3.7

久しぶりの新作映画!最後に映画館で観た新作ってなんだろう……。2月に観たミッドサマーとかかな?これまたレビューまだ書いてないや……。

ということでレビューです。原作・前情報も何もなしの状態での鑑賞で
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.2

久しぶりのレビューです!前回から大分空きましたが、少しずつではありますが映画は観ていました。

いや社会人、忙しいです。7月はちゃんとした休みが4日しかなく、終電逃してタクシー帰りはザラ。業界柄しかた
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アース(2007年製作の映画)

3.9

 時はコロナ、ここは東京。4月から始まった仕事は3日で休業に入り、外に出ることも地元や大学の友人たちと会うことも出来ない。なんかもうめちゃめちゃ壮大な画が観たくなって鑑賞。

 なんか自分の悩んでるこ
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.1

 「世界の中心で、愛を叫ぶ」の行定勲監督おすすめの2本目。3部作だと知らずに1作目をすっ飛ばして見始めてしまったけど、それでも素晴らしい作品だった。

 本編の8割が2人の会話。夕暮れ前の美しいパリの
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.6

 さきほど、「マット・デイモンの娘、コロナに感染していた!」というニュースを目にして、『いやリアル・コンテイジョンじゃねぇかよ!』となったのでこの期に及んで過去鑑賞レビューを1つ。

※追記
厳密には
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.1

 たまたま観たスターチャンネルの無料放送で『世界の中心で、愛を叫ぶ』の行定勲監督が3本の映画をおすすめしていました。そのうちの1本が今作。

いや良かった。
美しく、だけど気取らず、人間らしさのある世
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.2

 これまた名作と知りながら観てなかったやつ。時代を型取り、画を彩る歌とダンス。簡単に何度も言うけど、名作は色褪せない。

 やっぱハリウッドを舞台にしてる作品って面白いよね。特に今作は無声からトーキー
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メリーに首ったけ(1998年製作の映画)

3.9

 ローズマリーのあとに鑑賞。めっちゃ好きだったよコレ!馬鹿馬鹿しさ全開で、チープささえもも愛おしいお下品ラブコメディ。なんだか主人公と自分が重なって応援しちゃったな。笑

 なんといってもキャメロンデ
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愛しのローズマリー(2001年製作の映画)

3.5

 メリーに首ったけの監督の作品だと知ったのは後の話。うーんグウィネスパルトローがひたすらに美しかった!ってことかな……。

 人は見かけじゃねぇんだよ。まずここの部分から自分の意識とかけ離れてたからな
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

 この後に及んでようやく観ましたよ。いやいや作り込みが凄すぎる。

●物理学者が考えた物語をそのまま具現化したような圧倒的理論性と映像。

●幾何学的な宇宙空間と対比される予測不能な人間心理。

これ
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.1

 久々に観たので再レビュー。やっぱめちゃめちゃ面白いわこれ。作り込まれた世界観に織り込まれた現代の社会問題、そして映画への愛も溢れる完成度の高い作品だと再認識した。

 肉食動物・草食動物は完全に白人
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

 虚構の中に溢れる人間味とかがすごく素敵で、気がつけば自分もお風呂の中のおじさんみたいにお湯が水になるまで見入って応援してた。

 これ自分がトゥルーマンだったらめちゃめちゃ嫌だな。自分が過ごしてきた
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