【秀才ドゥニ監督の魂のこもったミステリー】
母親の遺言に従い隠された父と兄を探す双子の姉弟のお話。
ドゥニヴィルヌーブといえば、「メッセージ」、「プリズナーズ」、「ブレラン2049」など今注目の監督ですよねー。
その中評判の高いこちらを鑑賞。
確かに全編に亘りミステリー要素が強く、かなり楽しめました。やはり流石の監督!
内戦を題材にしてるのでテロや拷問などそれなりに重い。。
パレスチナとカナダが題材になってて、普段映画でもみない背景とかも一つの要素かな。
姉弟のやりとりや手紙の追いかけ方など、序盤からグイグイと引き込まれる演出はさすが。
そして、ドゥニ監督の演出の複雑さはやはり好き。。今作も人の名前などでサブタイトルがちょくちょく入るのだが、その中で時間軸を入れ替えるという混乱気味ww
しかも、母親の若い頃と娘がにてんだよねw
(分かりづらい!)
メッセージもブレランもこの距離感はかなり好き。
後半の1+1=1かと投げかけるシーンはいいねー。
姉の崩れる演技は見入ります。
過去を明らかにしていく映画としてはレベル高いんじゃないかな、次作「Dune」も期待する注目の監督。