シリーズ最高傑作。
何と言っても、レア・セドゥの魅力に圧倒される。
恐らくハナウェイ（ジョシュ・ホロウェイ）は前から歩いてくるモロー（レア・セドゥ）に思わず見惚れてしまったのだろう。
それは不幸であると同時に幸福でもある。
ハナウェイにとってモローはファム・ファタール（運命の女）だった。
残念ながら、カーター（ポーラ・パットン）では役不足だ。
たとえハナウェイとカーターが恋人同士であったとしても、あの瞬間ハナウェイはモローに心を奪われた。
その事実は消えない。
モローがカーターとのキャットファイトの際、胸の谷間を強調する服を着ていたのは示唆的である。
モローは闘いには敗れたが、男の視線を釘付けにすることに成功した。
ハナウェイの仇を討ち、女としての尊厳を取り戻したカーターは、ムンバイでのパーティで胸の谷間を強調したドレスを着る。
しかし観客の心に残るのは、ブルジュ・ハリファの119階から蹴落とされたモローの方だ。
