先日ミランダジュライの「あなたを選んでくれるもの」を読んでその前に読んだ「いちばんここに似合う人」も含めた作品の雰囲気と振り幅にwowと思ってその配偶者であるマイクミルズの作品を初めて観てみることに。
画面に写るものひとつひとつが丁寧に選ばれたんだろうなぁという物ばかりでインテリアが好きだった美術史学者のお父さんの影響に包まれて生活している感じ、歳をとっても常に自分の心動かすものに敏感でいるスタンスに、距離をとりつつちゃんと影響うけてる主人公の感じもいい。汚い物が何もない綺麗なものだけ思い出としてパッケージされてる。いわるゆ雰囲気映画は途中で飽きることも多いけど、こういう「言葉」が豊富な作品はまた観たい、という気持ちがおこる。
それにしてもガラケーと腕時計が生活の中心にあったこの時代のちょうどよさ。アナがいつも腕時計してるところ、心ここに在らずな感じがする。今だったら「ファッション」「アナログ」で済まされる。もうこの頃には絶対に戻れないんだという悲しさに襲われたよ。。
お母さんのジョージアはなんとなくミランダっぽい。髪型だけかな。