まさなつ

人生はビギナーズのまさなつのレビュー・感想・評価

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)
3.8
評判の良かった「20センチュリーウーマン」にハマりきれなかったので、この監督合わないかもとスルーしてましたが、あるフォロワーさんのレビューで関心持ち借りてきました。

この映画の主人公の彼は内気でちょっと後ろ向きなとこあって、恋も人生も思うように行かず、新しい出会いがあっても、先を考え不安になって余計に上手く行かないことを繰り返してる。

一方、彼の父親は、母親が亡くなった後にゲイだとカミングアウトして、残りの人生を自由に謳歌している。

対称的な二人だけど、どちらかがどちらかの生き方を押し付けるではなく、彼も最初は戸惑うも、優しく理解しょうとする。その過程で彼の心の動きも少しずつ変わっていくようで、ちょっと変わってるけど、なんだか素敵な親子関係だなと思いました。クリストファー・プラマーのお父ちゃんが良いなぁ〜。

そう言えば、人生は誰もがビギナーズなはずなのに、上手くいく人、何をやってもダメな人、半々ぐらいの人、、いろんなパターンがあって、その差は何だろうう?上手くいく人ってビギナーズラックなだけなのかなぁ〜。
未来なんて誰も予想できないのだから、クヨクヨ考えず、今やれることをやる、、そんなどこの本にも載っているような事しか思い浮かばないですが、もうちょっと顔を上げたいと思いました。

素敵な映画だと思います。
まさなつ

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