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この声なき叫びのdoiのレビュー・感想・評価

この声なき叫び(1965年製作の映画)
4.0
スタイルを隠しきれないハモニカ長屋の正和と偏見にみちた世界。正和口調と親和性の高い聾唖演技。軽薄な大学出の新聞記者って満点の園井さんと十二歳の正義感、デートと称して聾学校に呼び出される南田洋子と最高の漫才。校長室にマネを飾って笠智衆殺したと思いま、せん。喋るときだけマスク外すタイプの北村和夫のリサーチ力、証言台も法衣も似合う信欣三は法廷を私的利用。法廷を主なフィールドとする役者。香山美子の弟エピソードに唐突な保険金殺人、ビタホルンに混入したヒ素の真実は法廷で暴かれる。90年代ハリウッドでリメイクしてほしい、最後に必ずもうひと波乱あるはず。志村喬の菅井きんに対する猛烈なセクハラも印象的。
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