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この声なき叫び
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『この声なき叫び』に投稿された感想・評価

親思いで聾唖の田村正和が母殺しの容疑者になってしまう、ほんの少しだけ社会派寄りの冤罪法廷モノ。作り手は完全に大真面目なんだけど、なんだろうこの身体の捩れるような珍品感。丁寧なようでいて雑さが致命的なミステリー脚本。ひとりでみているのが拷問に感じる不思議な面白さ。演出がなんかヘン。誰にも褒められなさそうな作品。
3.3
聴覚障害者が殺人を疑われ逮捕され、不利な証拠や警察による思い込みで追い詰められていく内容は社会派ものとしてもよく出来ていたし、そんな冤罪で追い詰められていく耳の聞こえない青年という弱者を若き日の田村正和の独特なしゃべり方や挙動といったぎこちない芝居がかえってフィットして本当の障害者のような熱演をしてドラマを盛り上げている。

けれどもストーリーに厚みがないしキャラが複雑に絡んでラストの裁判につながることがないし、肝心の重要キャラが前半何の伏線もないのにいきなり出てきたり、ヒロインの香山美子の推理があまりにも天才的すぎたりと色々雑な構成のため甘々な完成度になってしまっているのは西村京太郎原作作品ゆえかそれとも監督やシナリオの失点か。多分両方だと思うけれど。

そのせいで題材がシリアスなのに松竹のメロドラマみたいな演技や音楽も相まってなぜか見てて恥ずかしくなってくる珍奇なフレーバーの作品に、でもそれでいて結構旨味があるので評価に困る。

あと南田洋子や菅井きんのリアルな演技によるサポートぶりも最高、特に南田洋子は所作といい台詞回しといい本当のバーのマダムにしか見えない。

志村喬と菅井きんの共演シーンは『生きる』を思い出してテンションがあがってしまった、しかも傘をさすというリスペクト演出があったりしてこの監督なかなかやるなと唸ってしまった。

前半結構嫌なキャラだったのに、後半事件の真相を暴くキャラに変貌して観客を困惑させる弁護士役の北村和夫も見所。
5.0
今では削除されてしまった刑法40条ろうあ者と200条尊属殺のダブルパンチ。
1965年にその二つの条文の問題を追及しているのだから、当時の原作者も監督も実に知的で人として奥が深い。

016