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王と鳥のKのレビュー・感想・評価

王と鳥(1980年製作の映画)
3.5
日本ではあまり見ない絵のテイストと配色。犬の表情も独特。5+3+8=16世。羊飼い娘と煙突掃除人。果物、はしご、靴。絵から抜け出す描写に夢があっていい。棒を伝ってピューンと出動する警察官。「親切ね地球って」。抜ける床。あひる型水上バイク。ハニワみたいな巨大ロボット(本作がアニメ史上初の搭乗型巨大ロボット登場作品らしい)。不気味な結婚行進曲。ライオンの造形が格好いい。羽を広げた鳥の美しさ。演説と音楽。風刺的な気配のする作品。謎が多く残る。特に気になるのは本物の王様の行方。宮崎駿や高畑勲に影響を与えたと聞くと感慨深い。原作のアンデルセン童話にも興味が湧いた。
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