ふぇり

屋根の上のバイオリン弾きのふぇりのレビュー・感想・評価

屋根の上のバイオリン弾き(1971年製作の映画)
3.8
ヴァイオリニストが主人公かと思ってたら違った。さすがに聴いたことある歌がたくさん。仕立て屋さんがかわいかった。途中のホーンテッドマンションみたいな夢のシーン何だったの…

不安定な暮らしだからこそ伝統を頑なに守ってコミュニティの結びつきを重視してるんだけど、それもすぐに手放さなくてはいけなくなって、冒頭の軽妙さから一転、重苦しくなんとも悲しいラストだった。娘たちのそれぞれの結婚の行く末や散り散りになる村の人たちのことを考えると切ないし。ユダヤ教の人たちの暮らしや歴史をほんの少しだけ垣間見れた気がした。とは言え前半までは”tradition!”って父ちゃんが叫ぶたびにちょっと笑っちゃってたんだけど。ごめんね
ふぇり

ふぇり