スローモーション男

処女の泉のスローモーション男のレビュー・感想・評価

処女の泉(1960年製作の映画)
4.2
久々のベルイマン

娘を殺された父親が男たちに復讐する物語。かなり分かりやすかった作品ではあるが、神の沈黙という復讐劇だけではないテーマが盛り込まれていた。

マックスフォンシドーはすごい演技だし、復讐シーンは暴れかたや抵抗するのがリアルで見応えがあった。

ラストで娘の死体が置かれていた土から水が湧き出すなんとも不思議なシーン。わかるようなわからないような。

「第7の封印」と同じく自分の運命を受け入れたほうが楽になれると感じるラストであった。