純粋無垢な娘の強姦、その復讐をする父。
宗教色あるけどもこれも見やすい映画。
「羅生門」の影響あり。ウェス・クレイヴンの「鮮血の美学」ってこれを下敷きにしたホラーなのか。
敬虔なキリスト信者の一家にオーディン信仰の養女。清らかで何不自由ない娘と父親不明の子を身ごもっている養女。この家族、何かがきっかけで亀裂が走りそうな要素はあった。それがこんな形で表れるとは。
信じていた神はなぜ助けなかったのか、神を信じていた娘がなぜこんな目にあうのか。神の存在への疑問が湧く父に対し、オーディンの存在とその残酷な施しを信じる養女。
「処女の泉」のタイトルにピンとこなかったが最後でなるほどだった。
復讐とはいえ、罪は罪。その罪を悔い改めよ(清めよ、洗い流せ)ということなのかな。