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処女の泉のsaetaのレビュー・感想・評価

処女の泉(1960年製作の映画)
4.4
陵辱され惨殺された娘の父親の復讐劇と捉えると一面的な印象だが、オーディンの北欧神話含めて宗教的な葛藤劇だと感じた。
テーマがシンプルな分、演出、演技力、モノクロの陰影、カメラワークなど画面いっぱいに力強さが漲っていた。

ラストの娘の亡骸を抱き上げた時に湧き出る泉、とても神秘的なシーンだった。
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