ブルーレイを購入し、未見のこちらを鑑賞しました。しかし、ブルーレイと謳っているが、画質的には普通のDVDレベルである。
オペラ界から事実上の引退状態にあったマリア・カラスを主演に据え、ギリシア悲劇の「メディア」を映画化。
この物語を前もって知っていると、あの場面をパゾリーニは映像的にこう変更したんだなと、興味深く鑑賞した。
「アポロンの地獄」の時も使われていたが、日本の雅楽が積極的にサントラに使われており、アフリカの風景と違和感を感じさせないのが不思議だ。
約1時間半の特典映像が付いており、マリア・カラスやパゾリーニの思い出、エピソードを彼の映画に頻繁に出演している二ネット・ダボリなどが嬉々と語り、こちらも十分楽しませてもらった。しかし、この作品についてスタッフの待機所やカラスについて色々語っていたダボリはクレジットも出演もしていなかったように思うが。出演シーンを編集でカットされたのだろうか?