マエストロR

奇跡の人のマエストロRのレビュー・感想・評価

奇跡の人(1962年製作の映画)
4.0
初回:90年代後半 TV
2回目:2018/9/30 DVD

眼、耳に加え言葉も不自由だったヘレン・ケラーに言葉や躾を教えた「奇跡の人」アン・サリヴァンの奮闘記(脚色あり)。

腫れ物に触るように甘やかされて育ったヘレンは当初、異常なまでの癇癪持ち。それに対して「哀れみでは何も解決しない」と毅然とした態度で文字通りの格闘を繰り返すアン。自立した人間に育てるためには躾に一切の手加減無用。また、言葉がわかれば眼や耳が不自由でも世界を感じることができる。大変困難な道のりながらもこうした信念の指導を根気よく続けた結果、あの有名なwaterのシーンにつながっていく。

全力の取っ組み合いや顔芸などに凄まじい迫力があり、歴史に残る感動作となっている。何らかの形で一度は観ておきたい作品。