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さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅-のbluetokyoのレビュー・感想・評価

1.5
びっくりなのは、前作の銀河鉄道999とストーリーはほぼいっしょなのだ。だとすると、もし、銀河鉄道999をこれから見たいと思う人がいるなら、こちらの方を見るべきである。同じストーリーなので完成度はこちらの方が高いからだ。
ただ、同じなので面白くないのも同じである。最後のクライマックスは、なんらかのスイッチ一つですべてが崩壊するという謎ルールにより、都合よく、全部なくなってしまう。「銀河鉄道の夜」からのなのか、ただの妄想をなぞっただけなので、支離滅裂である。当時は手塚治虫と同じで、コミックの販促用としてアニメがあったわけで、銀河鉄道999も松本零士の販促用でしかない。当然、コミックの方が断然面白いので、そちらを見ることをお勧めする。
松本零士といえば、昔、宇宙戦艦ヤマトにも口を出してきて、主導権争いになったことがある。子ども心に、松本零士を応援したものだ。松本零士が全権を握れば、もっと、面白くなるのに、と思っていたのだ。でも、いまから考えると、それは、大きな誤りだった。点は史料的価値のみである。いま見て、面白い作品ではない。
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