Adele

怒りの葡萄のAdeleのレビュー・感想・評価

怒りの葡萄(1940年製作の映画)
-
言わずと知れた名作だと言われているし、人生一度は必ず観るべきと言われたりする
いつも気になってはいたが今回やっと観ることができた

が…!!!これが名作なんですか?
まぁ、世間や世の中大半の人が何十年も言い続けているからそうなのでしょう
でも正直、自分はそこまで名作とは思わなかったし、何十年も語り継がれるほどの良さを本作に見出すことはできなかった…
何やら原作があるらしく、そちらは未読だが、それにしても今作のテーマの割にはあまり中身がなく、深く訴えかけてくるものが少なかったように思う

たしかに住み慣れた土地を国に無理矢理奪われ、たった一枚の信憑性のないビラの文句につられて、ボロ車でオクラホマからカリフォルニアを目指す
低賃金で過酷な労働、人間として扱われない悔しさ等、描きたい、訴えかけたいテーマは痛いほどわかった
しかし、脚本が悪いのか演出や展開が悪いのかわからないが、苦しむ彼らに共感や涙を感じることはなく、ただ淡々と続き、いつの間にか終わってしまった

主演のヘンリー・フォンダも今作では最高の演技などと言われているが、個人的にはうーん…
フォンダの作品ならもっと良い演技や見応えある作品が他にあると思います

なんやかんやと難癖つけてしまいましたが、いくら名作と言われようと自分には合わなかったということで
Adele

Adele